こんにちは!みかんママです!
0〜2歳児の担任をしているとよく手づかみ食べや、スプーンの移行についての相談をいただくんです。
今回は、そんなお悩みについて保育園で気をつけていることをもとに解説していきます。

うちの子、手づかみたべばっかりでスプーンが上手に持てないんです。同い年の友達の子は上手に使っていて不安に思っちゃって…
どうやって教えていいか分からないし…

手掴みからスプーンの切り替えるタイミング難しいですよね。
保育士が実際子どもたちに伝えているやり方や進め方があるので、写真も交えて詳しく解説していきます。
実は、スプーンの持ち方や手づかみ食べは、単なる“食べ方”ではなく、発達そのものと深く関係しています。
この記事では、実際の我が家の写真を使って、こどもの成長やお家の環境に合わせた食器の使い方やマナーの伝え方について分かりやすくまとめました。
- スプーンをちゃんと持ってくれない
- スプーンの使い方と教え方が知りたい
- どんなスプーンを選んだらいいかわからない
- 何歳から自分で食べてくれるのか知りたい
- 手づかみしかしない
- よごしてほしくない
こどもの食事の姿勢や集中力に悩んでいるママやパパはコチラの記事もご覧ください『【写真で解説】1〜2歳の食事の姿勢と座り方』
手づかみ食べは経験必須


手づかみで食べるのってなんかお行儀悪いし
そもそも家の中汚くなるからやらせたくないんですけど⋯。

その気持ち、親としてよくわかります⋯。
ただ、手づかみ食べは成長するうえで必ず必要な時期なんです。
なので、汚れてもそんなに片付けに苦労しない食材を選ぶことが大切です。
手づかみってこんなに大事!
- 指先の感覚
- 目と手の協応(目で見て、手を動かす)
- 食べ物の大きさ・硬さを知る力
- 「自分で食べたい」という意欲
- 食べ物への興味
この時期に手づかみをたくさん経験した子ほど、その後のスプーン・フォーク移行がスムーズになることが多いです。
なので、お行儀が悪そうに見えたり、汚らしく見えても、これから食事をきちんと食べられるようになるための練習段階と捉えて、出来るだけ手づかみ食べを経験させてあげるのが大切です。
手づかみ食べのオススメ食材

その時の月齢や口の中の発達に合わせて食材や形状を選ぶことで、上手に食べることが出来、子ども自身もご飯の時間が楽しい時間になります。
手の動きがまだあまり成長していないうちに、様々な食材を試すと、食べるよりも遊ぶことが楽しくなってしまいます。
その時の手の成長をよく観察してみながら、手づかみ食材を選ぶことで食後の片付けのストレスも軽減されます。
握る・興味が出始めの時期
- にんじんのスティック(ゆでる・蒸す)
- 大根のスティック(ゆでる・蒸す)
この時期は食べ物がすごく素敵なおもちゃに見えていて、
一番ぐちゃぐちゃにするのが楽しい時なので、ぐちゃぐちゃにしても片付けがサッと終わる食材を選びましょう。
手づかみ用に野菜のスティック1~2本を用意して、おかゆなどは大人が食べさせてあげると良いです。
握る・噛むのが上手になってきた
- 食パンの細切り⋯8枚切りを縦にカットしたもの
- 茹でたブロッコリー
- バナナ(アレルギーに気をつけて)
噛むのが上手になってきた時期には握りやすくて噛みやすい食材を使用しましょう。
この時期も、おかずやメインのものは大人が食べさせてあげてください。
手づかみ用と食べさせてあげる用のメニューを分けておくことで、子ども自身も手に持つものとスプーンで食べるものの区別がつきますし、汚れる心配もなくなります。
つまむ・中期後期食
- おやき
- パンケーキ
- コロコロ野菜(1㎝角)
- マカロニ・ペンネ
- コロコロおにぎり
指の動きが成長して、握る→つまむが出来るようになった時に、色々な手づかみ食べメニューをチャレンジしてみてください。
オススメ出来ない手づかみメニュー
- 納豆
- ご飯
- スパゲッティ
- クリーム類
上記の食材は、洋服や髪の毛につくと取るのがとても大変です。
掃除や片付けに苦労する食材は、あえて選ばないというのも大切です。

納豆ご飯とかふりかけごはんとか、
気がついたら髪の毛も洋服もニオイも床も、大惨事になってるんです⋯。

そうなったときの片付け大変ですよね。
そんな場面でついつい、大きな声で「あー!」
と言ってしまったり、記念に写真をパシャリ!
なんてことになったりしませんか?

あります!
そうすると子どももなんだか楽しそうで⋯。

そうですよね~写真や動画も撮りたくなりますよね!
私もカメラロールに沢山残ってます。(笑)
ただ、その時の子どもたちは「ママが喜んでる!」
「パパが楽しそう!」と嬉しい気持ちになるんです。
だから、子どもはまたママやパパの笑顔が見たくて
次の日もぐちゃぐちゃにして笑わせようとするんですよね~
ぐちゃぐちゃにしてなんだかママやパパが楽しそう!という気持ちや、手の感触を大切に様々なことを経験させてあげたいという思いは、食事の時間以外に遊びを通して経験できるようにしていく事が大切です。
「上手に食べられた」「手づかみで自分で食べられた」「ママとパパと同じ時間に食べることが出来た」などの成功体験を積み重ねていく事で、食事のマナーも自然と身についていきます。
そのためにも、食材は成長に合わせて適切なものを選ぶようにしていきましょう。
スプーンの持ち方

スプーンを持ち始めるにあたって年齢や月齢での決まりはありません。
大人が使っているスプーンに興味を示して、じっと見ていたり、使いたそうに手を伸ばす仕草が見られた時に、こども用のスプーンを用意してみてください。
最初は絶対に上手に使えません。
- 上手持ち
- 逆手持ち
- ペンシル持ち
手づかみ食べ同様、指先や手の成長に合わせて持ち方も上記の約3段階を経て大人と同じ持ち方になっていきます。
最初は、小皿に一口分取り分けて置いてあげることでスプーンの練習になります。
上手持ち

スプーンを手のひら全体で握った上手持ちは、どの子も一番最初に通る持ち方です。
最初は力加減がわからずうまくすくえないので、小皿に一口分取り分けて食事中に1回でも出来たら沢山褒めてあげてください。繰り返していく中で上手になっていきます。
また、上手持ちでうまく口に運ぶためには、ポイントが2つあります。
・手首がよく動かせること
・肘が上にあげられること
ママやパパも一度肘を脇にくっつけたままスプーンを使って食べてみてください
食べにくさに驚くかと思います。
スプーンが上手に使えるようになるためにも、日常の中で型落としやボールなどのおもちゃを使って遊びを通して自然と練習すると上手になります。
逆手持ち

スプーンの柄を下から握る逆手持ちは、上手持ちの次に、手首が上手に動くようになると出来るようになる持ち方です。
次の段階にスムーズに移行していくための準備として促しますが、嫌がったり、やりたがらない子もいます。
無理強いせず、子どもがやりたい!と思えるように声を掛けつつ見守ることが大切です。
ペンシル持ち

スプーンを、親指・人差し指・中指で鉛筆を持つように指先を使って握る持ち方です。
指先の力が付き、手首をよく動かせるようになると移行もスムーズになります。
遊びの中で、コマやルーピングなどのおもちゃを通してつまむ遊びを沢山経験していく事でスプーンの使い方も上手になっていきます。
遊びを通して子どもの成長が手助けできるようなおもちゃを『0歳のおもちゃの選び方と適正量を保育士ママが徹底解説!』でまとめています。興味のある方は是非目を通してみてください。
スプーンを使うときに気をつけてほしい事
この時期に気をつけてほしいのが、スプーンがおもちゃになってしまうことです。
スプーンはあくまでもご飯を食べるための道具ということを子どもにも伝えていく事が食事のマナーを教えるうえでとても大切です。
- 投げる
- カンカン打ちつける
- 振り回す
- 食事をわざとかき混ぜる
などの様子が見られた時には
1度目「○○しないよ」「○○するためのじゃないよ」
2度目「○○してほしくないよ」「スプーンはご飯食べるものだから○○はやめてね」
3度目「使い方が違うから、今日は使うのをやめようね」
と段階を踏んで伝えるようにして、やめない場合はその食事の時間はスプーンの使用を切り上げましょう。
繰り返して伝え続けることで、食事のマナーも身についていきます。
上手にスプーンが使えない理由
「持ち方が悪いから食べにくい」と思われがちですが、
実は原因は技術ではないことがとても多いです。
よくある原因
- スプーンが大きすぎる
- 重たくて扱いにくい
- 先が深くてすくいにくい
- 柄が握りにくい
- お皿がすくいにくい
道具が合っていないだけで、子どもが「できない」状態になっていることが多いんです。
食具を選ぶのに大切にしてほしい事
食具を用意するときに大切なのが
「正しく持てるスプーン」や「持ち方が上手になるためのスプーン」ではなく
「子どもが使いやすいスプーン」を選ぶことです。
こどもが使いやすいスプーンのポイント
- 軽い
- 口に入りやすいサイズ
- 先が浅めですくいやすい
- 握りやすい太さ
こうしたスプーンを選ぶことで、子ども自身がスプーンを扱いやすくなります。
意欲的に使うことが出来ると、食事の時間が楽しくなりスプーンもどんどんと上達していきます。また、ご飯もよく食べるようになったり、マナーが身についていくなどのメリットが沢山あるため、たかがスプーンと思わずに選んでみてほしいと思います。
保育園でよく使われるスプーン・食器
ここからは、保育園で実際に使われていたり、実際に使用してとても便利で使いやすかったおすすめのスプーンを紹介します。
ののじ
ののじのスプーンは様々な保育園で使用されています。
こどもが握りやすいようにカーブがかっていて、上唇で取り込みやすいよう浅い設計になっています。
大正12年創業の老舗「荒澤製作所」が手掛けているこのステンレス製のスプーンは、スリ加工を熟練の職人さんが手作業で行っています。また、ミラー仕上げのため油、塩分、酸に強く洗い残しがないため衛生的です。
利き手に合わせた形を選ぶことができ、子どもに合わせた食具を用意できるのはいいですね。
EDISON MAMA(エジソンママ)
グリップ部分が子どもの手で握りやすい作りになっているため、無駄な力が入らず、すくうのがスムーズで安定するエジソンママのスプーンです。
保育園でのお弁当で持参いただくカトラリーセットが、エジソンのものの事が多く、こちらのスプーンの人気がうかがえます。
ケース付きなので、外出先での使用が可能になるため、いつでも慣れ親しんだものが使えることも人気の理由ですね。
OGISO
上記のスプーンのメーカーEDISON mamaと強化磁器食器メーカーの「おぎそ」がコラボしたスプーンとフォークです。
オールステンレスでつなぎ目がなく、食洗器も対応で衛生的です。
柄の部分が握りやすいふっくらとした構造になっていて、上手持ち・逆手持ち・ペンシル持ちへの移行がスムーズに出来るよう計算されています。柄の内部は空洞になっているため、オールステンレスでも軽く、こどもが持ちやすいよう作られています。
こちらも保育園で多く使用されているスプーンです。
貝印
調理用品で有名な貝印が販売する子ども用のスプーンとフォーク
オールステンレスで波型の持ち手部分が子どもの手にフィットしやすく握りやすい作りになっています。
値段も求めやすく、品質も良いおすすめのスプーンです。
シリコンスプーン
子どもによっては、金属製のスプーンで口周りが荒れてしまったり、口触りが苦手な子もいます。
その子それぞれに合ったスプーンを選ぶことが大切です。
中でもシリコンスプーンは口触りも優しく、非毒性でアレルギーを引き起こしにくいため安心して使用することが出来ます。
イヤイヤ・使わない時の関わり方

せっかくスプーン用意したのに⋯
使ってくれないんです。

今は興味がないのかもしれませんね!
そんな時は無理に使わせることはしないでいることが大切です。
そもそもスプーンに興味がなかったり、興味があっても触るのが嫌だったり、おもちゃだと思って投げてしまうなんてことは、子どもあるあるだと思ってください。
そんな時は
- 食事の横に置いておくだけ
- 一口だけ誘ってみる
- 使えたら大げさに褒める
- まずはママやパパが使って見せる
生活の中にさりげなく置いておくことで、子どもは自然と興味を示して使おうとします。
上手に使えた時には沢山一緒に喜んで成功体験をしていきましょう!
最後に
- 手づかみ食べは大切な成長のひとつ
- スプーンの持ち方は段階がある
- うまく食べられない原因は道具にある
- 合う食器は「できた!」を増やす
食事の時間は、正しくすることが全てではありません。
片付けが大変で手づかみをさせたくなかったり、子どもにマナーを伝えるために厳しくしてしまったり、面倒くさくて何も言わず食べればいいや⋯と思うママやパパの気持ち、わかります。
その子や家庭それぞれに合わせた伝え方や、食器を選ぶことで少しでも食事の時間が楽しいものになれたら嬉しいです。


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